楽天市場SPUとvsヤフーショッピングポイントはどっちがお得か調べてみた 2020年4月版

楽天市場やYahoo!ショッピングは、ゲストとして買い物をすることもできますが、多くの人が会員登録して利用しています。会員になることでポイント還元のメリットを受けられるというのが大きな理由です。

効率よくポイントを貯めるためにはできるだけ毎回同じモールを利用したいですが、楽天とYahoo!ではどちらのほうがお得なのでしょうか。ポイント制度は頻繁に変更があるため、正直細かいルールはよく分からない、という方も多いと思います。今回は、2020年4月時点の楽天・Yahoo!のポイントについて調べてみました。

楽天ポイントが貯まる仕組み

楽天市場SPU

楽天は、1商品ごとの購入金額に対し1%のポイントが付与されます。貯まったポイントは、1ポイント=1円分として買い物の際に利用できます。

ポイントは、キャンペーンで通常よりも多く付与される場合があります。楽天のトップページに表示されているバナーをぜひチェックしてみましょう。例えば、この記事の執筆時点では、「39サンキューキャンペーン」として、送料無料ライン対象ショップで3,980円以上購入でポイント3倍というものがありました。

キャンペーンは実施期間が限られているので、自分の買いたいタイミングで参加できるとは限りません。また、エントリー(キャンペーンページでボタンをクリック)が必要で、うっかりエントリーし忘れると適用されないので注意が必要です。

楽天SPU

エントリー不要でポイントが最大16倍となるのが「楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)です。

楽天のさまざまな関連サービスを利用することで、通常のポイント(1倍)にプラスして最大16倍のポイントがもらえるシステムです。

例えば、楽天モバイルを契約することで楽天市場でのお買物金額に対しポイント+1倍、楽天カードを利用して楽天市場で買い物することでポイント+2倍などとなっています。

すべてのサービスを利用して最大16倍を達成するのは現実的にはなかなか難しいかもしれませんが、例えば、

  • 楽天会員(1倍)が
  • 楽天カード(+2倍)を利用して
  • 楽天市場アプリで買い物し(+0.5倍)
  • 楽天カード利用分を楽天銀行から引き落とし(+1倍)
  • =【合計4.5倍】

…という形なら比較的達成しやすそうです。

また、キャンペーンによるポイントアップもSPUと併用可能です。例えば、SPUでポイント4.5倍となっているユーザーがポイント最大3倍となる「勝ったら倍」キャンペーン(楽天イーグルス・ヴィッセル神戸・FCバルセロナが勝利した翌日に最大+3倍)に参加した場合、ポイントは最大7.5倍となります。

楽天ポイント付与詳細と ポイントゲット実例

下記にもあるように基本的には個人が楽天市場で利用している対象サービスにおいて、付与率が変わってきますので、現状の倍率を確認しつつ、特に高額利用をする場合に月次上限の部分と利用倍率をみながらお買い物を楽しむことで更にポイントゲットの楽しみが倍増できます。

例えば3万円の空気清浄機を購入予定だとします
 楽天カード+2倍
 楽天銀行 +1倍
 楽天市場アプリ +0.5倍
  5のつく日 +4倍
  店舗の独自ポイント5倍 +4倍
 合計 11.5倍 になります。

気を付けなければならないのが店舗ポイントでいう所の5倍は通常1倍が含まれているので、この部分を差し引いて合計11.5倍です。さらに、下記に記載しているように上限ポイントがあるので、

 今回の3万円購入時で11.5倍なら 3,450円 何気にこれだけでも
 かなりお得になった気分がしますが。

今回それぞれのサービスにて5000円ポイント付与条件なので、特に問題なくポイントゲットという事です。

楽天市場ポイント 計算方法 実例
楽天市場SPU 付与一覧2020年4月

楽天市場SPU 付与一覧2020年4月_2
楽天市場SPU 2020年4月 にて引用画像:
https://event.rakuten.co.jp/campaign/point-up/everyday/point/

期間限定ポイント

SPUの獲得ポイントは、一部のサービスを除いて期間限定ポイント(付与月の翌月末日23時59分まで有効)であることに注意が必要です。期間限定ポイントが付与されるのは各月15日なので、有効期間は約1ヶ月半ということになります。

また、ポイントが付与されるのもサービス利用の翌月または翌々月となっていてタイムラグがあります。うっかり失効させないためにも、買い物の時点で期間限定ポイントが手元にあればその都度使うほうが良いかもしれません。

ポイントの使い道

ポイントは、楽天市場での買い物のほか、楽天トラベルや楽天ブックスなど楽天の関連サービスや、吉野家やマクドナルドなどの実店舗でも使えます。楽天ペイを利用する形で楽天以外のネットショップでも使用できるので、楽天市場そのものはそれほど頻繁には使わないという方でもポイントを活用可能です。

Yahoo!ショッピングポイントが貯まる仕組み

Yahoo!ショッピング お得なポイント利用方法

Yahoo!ショッピングの場合、購入に応じてTポイントPayPayの残高が付与されます。

Tポイント

Yahoo!ショッピングで商品を購入すると、商品価格100円につきTポイントが1ポイント付与されます。貯まったポイントは、1ポイント=1円でショッピングなどで利用できます。

会員になって購入すれば1%のポイントが付き、貯まったポイントは1ポイント=1円で利用できるという基本の部分は楽天もYahoo!も同じです。

また、通常のポイントのほか、キャンペーンなどで期間固定Tポイントが付与される場合もあります。例えば、毎月5のつく日(5日・15日・25日)はポイント5倍となります。有効期限はキャンペーンごとに異なりますが、例に挙げた5のつく日の場合は獲得日の翌日から31日間です。

キャンペーン以外に、ショップよって独自にストアポイントの倍率がアップするケースがあります。ショップ全体で倍率アップする場合も、特定の商品のみポイント○倍となる場合もあります。

楽天ポイント同様、期限付きのポイントは失効させずに使い切れるよう注意が必要です。

Tポイントは、TSUTAYAやカメラのキタムラなどの身近な実店舗でも利用可能です。

PayPayボーナス・PayPayボーナスライト

Yahoo!ショッピングでの買い物の際、PayPay残高で支払うと、支払金額の1%のPayPayボーナスが付与されます。また、特典やキャンペーン参加などでは有効期限付きのPayPayボーナスライトが付与されます。

PayPayボーナスライトの付与率はキャンペーンや特典によって異なりますが、例えば、Yahoo!プレミアム会員が1万円の買い物をした場合、通常のTポイント1%(=100円相当)に加えて、プレミアム会員特典としてPayPayボーナスライト4%(=400円相当)が付与されます。

PayPayボーナスライトは期限がありますが、コンビニやドラッグストア・飲食店など実店舗で利用できる場所も多いため、失効させてしまうリスクは比較的低いのではないかと思います。

ソフトバンクスマホユーザーはポイントが貯まりやすい

2020年4月12日から、ソフトバンクスマホユーザーは日曜日にYahoo!ショッピングで買い物すると+10%のPayPayボーナスライトが付与されます。対象となるのは日曜日のみ、さらにPayPay残高またはヤフーカードで決済することが条件ですが、還元率としてはかなり高くなっています。

従来は、ソフトバンクスマホユーザーは曜日を問わずPayPayボーナスライト+5%となっていました。今回の改定で日曜日に限られる形にはなりましたが、付与率は一気に倍増しているため、ソフトバンクのスマホを使っている方は日曜日を狙っての利用がおすすめです。

なお、ソフトバンクスマホユーザー特典を受けるには、スマートログインを設定しておくことが条件になります。

PayPayモールにも注目

Yahoo!ショッピング内で一定の基準を満たした優良店が集まる「PayPayモール」にも注目です。

2020年4月からの新キャンペーンで、PayPayモールでPayPay残高で買い物すると4%のPayPayボーナスライトが付与されます。

つまり、

  • 通常のストアポイント1%
  • PayPay残高払によるPayPayボーナス1%
  • PayPayモール特典4%
  • =【合計6%】

が戻ってくることになり、Yahoo!ショッピングでの買い物よりさらにお得になります。

ライフスタイルによってどちらが得かは異なる

楽天市場とYahoo!ショッピングのどちらがお得かは、ポイント還元率だけでなく、ポイントアップ対象となるサービスへの加入状況などさまざまな条件によって変わってきます。

ソフトバンクのスマートフォンを使っている方やPayPayをよく使う方ならYahoo!ショッピングはメリット大です。また、楽天カードや楽天銀行を利用している方なら楽天市場のほうがポイントを貯めやすいでしょう。

メインで使用するモールを絞り、期限のあるポイントが失効する前にどんどん使用することがポイント活用の秘訣です。ぜひ、参考にしてみてください。

楽天市場・ヤフーショッピング出店社向け まとめ

 キャッシュレス化と相まって完全にポイントは消費者行動の一部と化してきました、Yahoo!ショッピングから始まったポイント戦国時代ですが、Pay合戦でさらに拍車がかかってきた様相です。消費者にとっては凄くラッキーで且つネットショップがもっともっと楽しめる1つの要素となりました。

 そこでポイントをばらまく手法も勿論武器の一つとして使いつつ、どのように自社店舗の定着させるかが1つの鍵です、ポイントを高額にして付与する事も1つの手ではありますが、目的がポイント付与となってしまっては元も子もありません。あくまでもポイントは販促の1手段ととらえて、全体の広告比率やコスト計算を慎重に行い、時には強めに、時には全く打たない時期などを決めてポイント戦略は広告戦略と同時に考えるべき部分です。

 是非有効にポイントを使ってお客様の心を鷲掴みにしてみてください。

参考・ヤフーショッピング運営代行 業者を見極めるには